秘密の同居
やばい、家帰ったら怒られるんだろうなぁ…
「そういえば怜どうかしたの?」
ひろちゃんが背の高い夏木君を可愛いらしく首をかしげながら見上げた。
女の子っぽくて可愛いなぁ…
あたしにはあんな可愛いらしく見上げれないや。
「いや、別に。
ただ暇だったから…。
友達といたならいい。」
ひろちゃんの頭を一度優しく撫でるとクルリと自分のクラスに戻って行ってしまった。
夏木君って頭撫でたりするんだ!
軽くびっくりしていたが、ハッとしてひろちゃんを見た。
『え、あれ…?
行っちゃった。
ごめん、ひろちゃん。
あたしいたから行っちゃったね…。』