秘密の同居



その意地悪な笑みにキュンっとなるあたしは、ドMなんだろうか…。


「ファーストキスは血の味だな。」


『やだーぁ…。
夏木君のバカー。』


「クククッ、ほらもう一回優しくしてやるから来いよ。」


せっかくのファーストキスを血の味にされて怒っていたのに、ちょっと上から目線の言葉にドキドキして素直に夏木君に近寄るあたしは、これからも彼に振り回される事間違いない…。


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