秘密の同居
自分の部屋を決めようとガチャ、と一つの部屋を開けると、床に座って服を整理している見知らぬ男と目が合った。
……!?
「……あぁ、あんたか。
よろしく。」
それだけ言うと、また視線を服に戻した。
…それだけ?
ってゆうかさ…
『何勝手に部屋決めてんの?』
「気に入ったから。」
『勝手に決めないでよ!』
「早いもん勝ちだろうが。」
はぁ?
何こいつ!
ムカつくーっ!
『ちょっと!
もっと家に住ませてくれてありがとうございます、とかないわけ?』