秘密の同居
最終章

進路




「明後日までに進路調査表を提出するように!」


担任の言葉と目の前にある紙に、大きくため息を吹き掛けた。


『進路かぁ……。』


もう少しで3年。
将来を考えなきゃいけないんだ。


「まな、あんた進路どうするの?」


かおるが紙を片手に聞いた。


『うん…どうしようかな…。』


「夏木怜はどうすんの?」


『あ…そういえば聞いた事ないや。
今日聞いてみよ。
かおるはどうするの?』


「あたしは美容学校かな!」


かおるっぽい答えに頷く。
もしかして決まってないのあたしだけかな…。


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