秘密の同居
『嫌じゃないよ…。
ごめんね、面倒くさい女で。』
「ぶはは、分かりきった事だよ。」
『むっ!』
すぐに優しい表情に戻る夏木君に、あたしがしてあげれる事なら何でもしてあげたい…と思った。
『大好き…』
ギュウッと抱き着いて、珍しく自分から夏木君にキスをした。
夏木君も驚いた顔であたしを見たが、すぐにニヤリと笑って激しいキスをお見舞いされた。
でも、やっぱり進路決まってないのあたしだけなんだ…
寝る前、ぼんやり考えた。
大学っていっても、学部だってあるし…。