秘密の同居
次の日の通学途中、あたしは夏木君に相談した。
『ねぇ、夏木君。
あたし何の職業が似合うと思う?』
あたしの質問に眉間に皺を寄せながら考えてくれる夏木君に、少し緊張しながら答えを待った。
「…人と関わる仕事ってゆうのは間違いないな。」
『例えば?』
「例えば?
そうだな…ヘルパー、保育士…とかか?
あぁ、それかお前も教師に向いてるんじゃないか。
保健医とか。」
夏木君の言葉に立ち止まる。
『……保健室の先生…。』