秘密の同居
『そっか……』
「あと、こうやって幸せそうな生徒達を見れると幸せかな。」
ニコッと笑ってあたし達を見る先生に顔が熱くなる。
『先生、あたし保健医になったら絶対先生に会いに来る!』
「楽しみにしてるからね。」
先生の笑顔を見て、あたし達は保健室を出た。
『やっぱりあたし保健医になりたい!
それで、夏木君も先生になって、偶然同じ学校に配属されて生徒に夏木君の事自慢するの!』
嬉しそうに話すあたしを優しく見つめる夏木君。
「お前と同じ職場になったら毎日気が気じゃねぇな。」