秘密の同居



「卒業おめでとう!!」



無事卒業式を終えたあたし達は、皆でカラオケに行った。


「ねー、卒業式ソング歌おうよっ!」


かおるがノリノリでリモコンを手にした。


「いいねぇ!
って、俺関係ないけど!」


嵐がケラケラかおるの横でテンション高くはしゃいだ。


「…そういえば、夏木怜ってカラオケとか行くの?」


皆が夏木君に視線を集める。


机に腕を置いてだるそうにコンピューターをピッピッと触っていた夏木君が顔を上げた。


「…まぁ普通に。」


< 430 / 435 >

この作品をシェア

pagetop