秘密の同居



聞いた事がない夏木君の歌が聞きたくて、あたしもテンションが上がる。


『えっえっ、聞きたい聞きたい!
歌って!!』


「……別に上手くないから無理。」


『上手くなくていいんだよ~!
夏木君の歌が聞きたいだけで…』


ピピピ……


「はい!入れたから!
夏木怜マイク!」


かおるの言葉に、え?と思った瞬間流れてきたのは、卒業ソングだけど、切ないラブソング。


無理矢理マイクを渡された夏木君はかおるを睨む。


「おいっお前なぁ…!」


「ほら早く!!」


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