秘密の同居



「あぁ~…面倒くせぇ。
あんた絶対誰にも同居の事言うなよ。」


『言われなくても分かってるよ!』


すると夏木君はパッと立ち上がって、クルリとあたしに振り向いた。


「そういえばあんた、料理出来る?」


『え?
…まぁ、多少なら。』


クイッと玄関を顔で指し、真顔で言った。


「なら買い出し行くぞ。」


慌てて彼の後を追った。


なんか…親がいなくて身内がいない人には見えないな。
平然としてるってゆうか。
…でも、こういう展開ってドキドキよね!
もしかしたら恋が生まれちゃったりなんかして…?


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