秘密の同居
「最近噂になってるみたいだし、なかなか会えないから会いに来てみたの。
でも楽しそうだったのに邪魔しちゃったね、ごめん。」
遠慮がちに笑ったひろちゃんにあたしは頭を左右に激しく振った。
『全然!
あたし今からかわれてたの!
だから救世主だよ~!
ほら、ひろちゃんも座って座って!』
自分の隣に椅子を置いてひろちゃんも輪に入れた。
あまり皆でワイワイというのに慣れていないのか、緊張した顔で座るひろちゃんに皆が話しかけて和ませる。
段々ひろちゃんの表情も自然になってきて、あたしは嬉しくなった。