秘密の同居
「お前なぁ…下品な笑い方やめろよ。
そうなのやらねぇし。」
ゲームに夢中になるあたしをうっとうしそうに見ながら低く唸った。
『えー!?
つまんないのーっ!
男なのにゲームしないなんて珍しいぐらいじゃない?』
「目痛くなるから嫌。」
ギャアギャアうるさい愛美を無視して携帯に受信されたメールを見た。
“今から会えないかな?
ちょっと聞きたい事あるの
弘子”
「……高橋、俺ちょっと出かけるから。」
『え!?
ならプリン買ってきて!』
「アホ。
行ってきます。」