秘密の同居
待ち合わせのファミレスに行くと、弘子がジュースを飲みながら待っていた。
「悪い、待たせた。
何?どうした。」
向かいの席に座って弘子を見ると、何を考えているのか全く分からない顔で俺を見た。
「怜はヤキモチとか妬いた事ある?」
突然の質問に困惑しながらも、考える必要がないくらい即答した。
「ねぇな。」
「好きだったら普通するものじゃない?
あたしはあるよ。」
その言葉にムッときた怜は低く声で弘子を鋭い眼で睨んだ。