バトンタッチ
その時、
窓の外に一羽のすずめが
とまりました。



『すずめさん!すずめさん!』



すずめはキョロキョロと
あたりを見渡し、
たーくんを見つけました。


『なんだい?
くまのぼうや』



『あのね、
お話相手になってくれない?』



『いいわよ』



『ぼくの名前はたーくん』


『まあ、素敵な名前ね♪』



すずめのおばさんは
それからも
よくたーくんの話し相手に
なってくれました。
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