バトンタッチ
こうして
ありさちゃんは
ゆっくり、ゆっくりと

ぼくのそばから
離れて行ったんだ。



ありさちゃんの
笑顔も忘れちゃうくらい
遠く、遠く、
遠いところに行っちゃった。




“高校”という学校は
ありさちゃんを
変えてしまったんだ。


あんなに優しくて
笑顔が輝いたありさちゃんは
もういない…。
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