秘密の★オトナのお勉強①



「君が中森さんかね?」



「はいっ!」




無事にハッピードリーム・マネジメント部へと辿り着いたあたしは、談話室へと通された。


社員と思われる女性があたしの目の前にコーヒーを置くと、一礼をして去っていく。


机を挟んだ向かい側には、白髪の優しそうなオーラを纏った男性がソファーに座っていた。




「私は、ハッピードリーム・マネジメント部総括担当の、小西と申します。まぁ分かりやすいように言えば、ここのトップです。これからよろしくお願いします」



「よ、よろしくお願いします!」




あたしは小西さんから名刺を受け取る。


そういえば、あたしも名刺作らないといけないなぁ。


そんな事を考えながら、あたしは小西さんの話に耳を傾けていた。




.
< 14 / 416 >

この作品をシェア

pagetop