秘密の★オトナのお勉強①



「…中森さん。早速だけど、今から仕事に取り掛かってもらえるかな?」



「へっ…?」




…今、仕事って言った?

そっと小西さんの表情を伺うと、優しそうな微笑みしか見えてこない。




「そ…それはどういう…」




恐る恐る尋ねてみても、小西さんは微笑んだまま。




「だから、仕事に取り掛かってもらえる?」



「…何のですか?」



「もちろん、芸能人のマネジメントだよ」



「はいっ…!?」




あたしは驚きの声をあげたまま、思わずソファーから立ち上がる。




「…本気で言ってるんですか?」



「私はいつでも本気だよ?」




…この人お偉いさんだよね。

失礼ですけど…大丈夫ですか?




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