秘密の★オトナのお勉強①



あたしが固まっている間にも、小西さんは話を続けていく。




「本当なら、研修期間を設けて他のマネージャーと一緒に行動してもらうんだが、君なら大丈夫だろう?」



「…だ、大丈夫なんかじゃありません!」



「あんなに面接の時に、マネージャーという仕事について語っていたじゃないか。仕事内容も、そのやり方も、全て合っていたぞ?」




…確かに、面接で話しましたよ。

必死にインターネットや本で収穫した情報をぶちまけましたよ。


だけど…




「でも仮にもあたしは新人なんです!」



「心配御無用!困った時は私が何とかするから!」




お互いに一歩も譲らないあたし達。

いきなり一人で担当を持つなんて…やっぱり厳しすぎますって!




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