秘密の★オトナのお勉強①
そんな言葉は、あたしの隣に立っている変態狼から発せられたモノで。
「ちょ…何言ってんの!雪村さんに失礼でしょ?」
マネージャーとして、はたまた人間として、あたしは貞永を叱りつける。
「すいません」とあたふたしながら謝るあたしの横で、貞永は何かが可笑しいかのようにクスクスと笑うだけ。
あたしはそんな貞永に対して、煮えたぎるような怒りを覚える。
…貞永、最低っ!
「アンタね、いい加減に―――」
「いいんですよ、マネージャーさん」
そんなあたしの怒りは、雪村さんの一言で掻き消された。
驚くあたしをよそに、雪村さんは貞永と会話を始める。
「光輝、お前の一言が誤解生んでんぞ?」
「お前のその歪んだ性格よりマシだろ」
二人の間で、訳の分からない会話が進行していく。
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