秘密の★オトナのお勉強①
胸がどうしようもなく痛い。
張り裂けそうな程に爆発しそう。
目をギュッと瞑った瞬間、貞永の手があたしの下に触れるのが分かった。
抑えきれず、ビクン…!と反応してしまったあたしの身体を、貞永はあざけ笑うかのように見てくる。
「反応してんじゃねーよ」
「…っ………」
「図星で何も言えねーんだろ?」
やだよ。
普通の貞永に戻ってよ。
愛を確かめる行為に、あたしなんかを利用しないで。
貞永は、別にあたしにこんな事をしていても平気かもしれない。
だけど…あたしは…!
「…やめ…てッ…!!」
貞永が好きだから、苦しくてしょうがないの…!
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