秘密の★オトナのお勉強①
あたしは、そんな整った顔付きを持っている隼人をジーッと見つめる。
眉をしかめながらの観察は、明らかに何かを伺っているようにしか見えないと思う。
だけど、あたしはその行動を止める気持ちはまったくなくて。
「ねぇ隼人」
「どないした?さっきから俺を見つめて。もしかして俺に惚れ―――」
「なんでいきなりここに来たの?」
隼人の冗談を軽く飛び越え、あたしはずっと気になっていた事を突きつける。
渾身の冗談を交わされ、少しだけショックを受けているように見える隼人だったけど、ふてくされながらも口を開いていく。
「実はな…」
「実は…?」
「これ見てや!ジャジャーンッ…!」
軽い効果音付きであたしの前に現われた物に、あたしは目をテンにさせた。
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