秘密の★オトナのお勉強①

「私もハッピードリーム所属なんですが、中森さんの噂はたくさん聞きましたよ？」



「噂…？」



「はい。新人のヤリ手が現われたってね」




…や…ヤリ手って。

その呼ばれ方じゃ、あたしイメージ悪いでしょ。

いや、絶対悪いわ。


だから、さっきみたいな鋭い視線を感じるのかなぁ？




「あはは…」




あたしは乾いた笑いを浮かべるしかなかった。

…自分の知らない所で回っている噂って、怖いな。


そんな事を考えながら、あたしは伊藤さんと握手を交わす。



握手を交わした後、伊藤さんは「ハッピードリームに用がある」と言って、スタジオを後にした。




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