秘密の★オトナのお勉強①

「俺の考えでは…その逆なんだけど？」



「へ…？」




あたしの考えの…逆？


混乱するあたしの脳を、冬馬の解説が助けてくれる。




「貞永くんはあゆに嫉妬してるんじゃなくて、雪村さんに嫉妬してたんじゃないかな？」



「は…？」



「雪村さんと仲良くしてるあゆを見て、きっと雪村さんに嫉妬しちゃったんだよ。で、その気持ちが抑えられなくなって、あゆを無理矢理襲っちゃったと」



「え…ええっ…！？」



「あゆの話を聞くと、普通そうとしか考えられないけどね」




ビールを飲みながら、冬馬の解説は続いていく。


あたしは赤くなっていく顔をお酒のせいと偽りながら、話に耳を傾ける。




「きっと耐えられなかったんだろうね。他の男と仲良くするあゆの姿を見るのが」




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