秘密の★オトナのお勉強①
02★__人気俳優と新人マネ
「なななんで…貞永がここに!?」
これはドッキリですか?とでも聞きたくなるくらいの偶然。
あたしは久しぶりの貞永に戸惑っていた。
サラサラの金髪の髪の毛に、
あたしより断然高い身長。
キリッとしている整えられた眉は、あたしと付き合っていた時とまったく同じ。
なんだか、青春時代に戻ったみたい。
「テンパリすぎだろ。忘れたのか?俺は俳優なんだって事」
「…忘れてなんかいません!」
挑発的な貞永の笑みに、あたしは思わず反抗してしまう。
キッ…!と貞永を睨み付けると、あたしはくるっと身体の向きを変えた。
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