秘密の★オトナのお勉強①



「ほな、俺今から出番やからスタンバイの準備してくるな!」



「うん、頑張ってね隼人!」




あたしが笑顔でそう了承すると、隼人は貞永に向かってニヤッと笑う。


よく理解出来ないその行為を終えた隼人は、新しく就いた男のマネージャーの所に向かって行った。




「貞永…隼人どうしたの?」



「ま…俺達にも色々あるんだよ」



「ふーん」




確かに、貞永と隼人は仲が良い。


そんな二人に何か秘密事の一つや二つはあっても、おかしくはないか。



呑気にそんな事を考えていると、元気よくあたしのケータイの着信音が響きだす。


突然の事にびっくりしながらも、あたしはディスプレイに表示してある人物名を見て、疑問が残った。




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