秘密の★オトナのお勉強①



…という訳で、冒頭のシーンに戻るのだが。




「やめっ…!」



「あゆの身体久しぶりだな。高校以来だな」



貞永はあたしの言葉などオール無視で、淡々と行為を続けている。


いくら抵抗しても、さすがに男に敵うはずもなく。


そんな貞永に、あたしの心には怒りという感情が生まれていた。


…ありえない。

元カノに平気でこんな事出来る貞永が、ありえない!




「…あゆ、どう―――」



「ふざけんな!!」




遂に堪忍袋が切れてしまったあたしは、我慢出来ずに右足を振り上げる。


…と同時に




「―――ったー!!」




貞永が大きな声でうめき始めた。




.
< 37 / 416 >

この作品をシェア

pagetop