秘密の★オトナのお勉強①



貞永、あたしは今までに色々な事を教わったよ。




人を想う気持ち、

関わっていく事の大切さ、

相手を信じる事、


数え切れないくらい、たくさんの事を。




どれだけ素直になれなくても、

憎い口を叩いてしまっても、


それはあたしなりの、愛情表現。




だから、あたしを置いて行かないで。




ずっと傍に居たいの。


貞永の声が好き。

貞永の低い声が好き。


少し強引な所も、エロ狼になる所も、全てが愛しく感じる。



だから…




「―――待ちなさい、貞永っ…!!」




最後くらい、あたしの気持ちを話させて?




.
< 404 / 416 >

この作品をシェア

pagetop