秘密の★オトナのお勉強①



最初は驚いていた貞永だったけど、いつの間にか形勢逆転。


あたしの頭と腰を、逞しい腕が包み込む。


貞永が着ているパーカーを掴みながら、あたしは甘くて涙でしょっぱいキスを受け入れていた。


じっくりと味わうようなキスに、あたしの意識は朦朧とする。



しばらくして名残惜しそうに離れた唇には、透明の糸が繋がっていた。




「あゆ…」




名前を呼ばれた次の瞬間、あたしの身体は貞永に捕らわれた。


久しぶりに味わう貞永の体温に、あたしの体温は急上昇していく。




「あたし…貞永が好きなの…!」



「うん…」



「どうしようもない位、大好きなの…!」



「うん…」



「高校の時とは比べ物にならないくらい、愛してるの…!」




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