秘密の★オトナのお勉強①
「ま、貞永は素が俺様っぽいから簡単に役に入れるでしょ…?」
「あゆ、その言葉余計」
隣から何か恐ろしいオーラが漂ってきている気がする…。
恐る恐るチラッと貞永の方を向くと、お得意のニヤニヤな目付きをしていた。
…来たよ、いつものパターン。
「あゆちゃーん、楽屋でお仕置きして欲しいのかな?」
「誰がそんな事させるもんですか!あたしは仕事をするのみです!」
「本当はして欲しい癖に」
「…アンタじゃないんだから、そんな事思う訳ないでしょ!」
あたしはフン!を鼻を鳴らすと、貞永は運転中のあたしの太ももを触ってくる。
「素直になりなって?」
「既に素直です!」
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