秘密の★オトナのお勉強①
「光輝くんの…マネージャー?」
身分を名乗った瞬間、佐田さんの顔から笑みが消え去った。
と同時に、あんなに優しそうだった目が、冷たさを含んだような鋭いモノに変わっていった。
さっきのふんわりとした雰囲気はどこにもない。
今は、ドス黒いオーラしか漂っていなかった。
あまりの変わりように、あたしは少しだけたじろぐ。
「…佐田、さん?」
「アナタだったのね、光輝くんのマネージャーって」
睨むようにあたしの事を見てくる佐田さん。
あまり身長が高くないあたしは、スタイル抜群で無論身長も高い佐田さんに見下ろされていた。
…なんだか、悔しい。
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