★俺様王子×優等生★
★第一章★
出会いは入学式。
「―次は新入生代表の言葉。
1年6組、篠崎綾萌さんお願いします。」
大丈夫。大丈夫。
落ち着いて深呼吸。
私は体育館の舞台の真ん中へと
向かっていく。
その時。
「―あははははっっ!!」
体育館中に大きく響き渡る声が聞こえた。
「!?」
「やべぇな、ソレ!!!」
「・・・ぅ、るさぃ・・・」
「ありえねぇーしっ!!」
―ブチ
私の中で何かが切れ、私は校長のマイクを奪って叫んだ。