★俺様王子×優等生★
気づけば私の頬から一滴の雫が流れ落ちた。
それは2適、3適とどんどんな流れ落ちていく。
決して、止まることなく・・・。


私はその場にいれなくなり、思わず走り出した。

ただ、ただ、走って・・廊下がどこまでも続いていくような気がした。


そして、私がたどり着いたのは「社会科準備室」だった。


ここは生徒立ち入り禁止で普段鍵は
かかっていると聞いたが、今日は運良く開いていた。


ここなら誰もいない。

そう思い、私は勢いよく中へ入った。



―バタッ

ドアが閉まる音と同時になにか声が
聞こえた。


「おや?こんな時間にお客さんかい?」

「え・・・?」



私は驚き後ろへ振り向く。
そしてそこにいたのは・・・。

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