★俺様王子×優等生★
「りゅ・・・龍ヶ崎!お前どっから!!」

そうだ・・・
まだ問題は終わってない。

「篠崎の声が聞こえたからって
言ってんだろ?」


龍ヶ崎は先生を睨み付けた。


「な・・・そんなもの、聞こえるはずないだろ!
デタラメ言うなっ!!」

先生は龍ヶ崎の方向へと拳を振りかざした。

「!!!」

私は思わず目を閉じてしまった。

・・・・・

「?」


何も音がしない…?

私はそっと目を開けてみた。


そこには先生の右手首を握りしめる
龍ヶ崎の姿があった。
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