★俺様王子×優等生★
そして龍ヶ崎は拳を握りしめ、
それを先生に向けた。
「な…殴っちゃだめ…!」
私は慌てて止めようとした。
だけど遅かった。
龍ヶ崎はもうすでに拳を振り上げていた。
―ピタッ
「え…?」
龍ヶ崎は先生の顔の目の前で拳を止めた。
「お前は……殴る価値もねぇよ…」
「は・・笑わせ・る・・な」
「いいか? 1つだけ覚えておけ。
こいつは、俺の女だっっっっ!!!!」
「な・・・」
「二度と近づくんじゃねぇぞ?
次こんな真似してみろ?
お前の腕へし折ってやるからな?」
「・・・・」
そう言って龍ヶ崎は先生をにらみつけながら
拳を自分のもとへと戻した。