memorial christmas

でも……
このまま終わるのは嫌だって……


これで智宏と別れるのは嫌だって……


そう思った私は、智宏の家に行こうと家を飛び出したんだけど……



視線の向こうから、智宏が走ってくる姿を見た時は、すごくビックリした……。

智宏が私の目の前にやって来た時には、涙で視界が歪んでいたんだよね。


謝りたいのに……
ちゃんと言葉にして“ごめんなさい…”って言いたいのに……


なかなか言えずに、ただただ泣いている私を智宏は優しく抱きしめてくれた…。


包み込むように優しく…。


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