memorial christmas

ベンチに座っていた私は後ろを振り向こうとすると、伸びてきた手に後ろからギュッと抱きつかれた。




「言ったろ?花音のところに飛んでいくって……。」

うそ……


夢見てるわけじゃないよね…?




「と……智宏…?」


まさか、こんなにすぐに来てくれるなんて思ってなくて…


驚いてしまった私の手からは通話中の携帯電話がスルリと抜けて、ベンチに落ちてしまった。



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