memorial christmas

しばらくして…

智宏はベンチの後ろから、私の隣へとやってきて腰かけた。


いつも座る時は、すぐ隣に座るけど……


今日は、ものすごく近くない…?


私の肩に智宏の手が回されていて、ギュッと引き寄せられているから…


そう感じるのかなぁ…?


「今日さ……俺、仕事どころじゃなかったんだ…。」

智宏の声に、私は顔を上げた。


「ど…どうして…?」



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