memorial christmas

「花音?ほら、もうすぐ日付が変わる…。」


智宏が私の方に腕時計を見せて微笑む。


「あ…あと1分くらい?」

時計を見ると、針は12時に向かって時を刻んでいる。

「…もう30秒きったみたいだな…。」


わっ……30秒!?


本当に、あとちょっとだぁ…。


智宏の時計をドキドキしながらジ〜ッと見つめた。


秒針が12の文字盤に向かって、どんどんと進んでいく…。



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