あたしは彼女×あたしは総長
――ガラッ
ドアを開けるとみんなちゃんとイスに座ってた。
「あ、雫さんおはようございます。」
「雫おせぇ!!」
「うるせぇ秋チャン!!」
いつも変わらない風景。
「お!東野凌じゃん!!」
「こんにちは…。」
凌は秋チャンのテンションに押されている。
「じゃお前ら、今日はプリント解いた奴から帰っていいぞ。個人別に分けてあるから。」
個人で問題違うのか?
「あ、言っとくけど全教科だからな。」
全教科?
「ちょっと待って!!それ聞いてない!!」
全教科って有り得ねぇから。