あたしは彼女×あたしは総長
「雫は嫌か?」
「…………」
「嫌なら良いんだぞ?
でも俺は覚悟はある。雫や産まれてくる子を守る覚悟が。」
凌の覚悟…。
でもあたしにはどうしたらいいか…。
でも…
だけどあたし達は高校生で…。
「何も考えるな。お前は俺に守られてろ。」
「……っ…。」
もう分んないよ…。
「…あたしはっ…」
あたしは守られたりした事ない。
凌はあたしを守ってくれる…?
「ほら泣くな。」
「っ……。」
気付いたら涙が出ていた。