甘い彼氏とX'mas〜Sweet続編〜
★夢の国★
改札口から駅のホームに入り
手を繋ぎながら電車が来るのを待った
「名波達は温泉行ってるみたいだな。」
「うん。杏ちゃん喜んでたよ」
「名波もかなり悩んで決めてたから結構いい旅館みたいだよ」
そっか
杏ちゃん達も楽しんでるんだね
良かった♪♪
−間もなく3番線に…−
楽しく会話してたら電車が到着した
「よし、乗ろっ!!」
「うん♪♪」
乗り込み席に座ると電車がゆっくりと動き出した
ユラユラ揺られてる間もずっと手を握りあってるワタシ達
ふと前に座ってる若い子達が昴君を見てる事に気付いた
小さな声で『カッコイイ』って言ってるのが分かる
やっぱり昴君ってカッコイイんだよね
今日だって黒のファーコートが凄くシックで似合ってるし
それに比べてワタシって…
こんなチンチクリンでいいのかな…
「萌音…」
昴君??
急に話し掛けられて我に返ると
昴君に顔を覗き込まれてた