甘い彼氏とX'mas〜Sweet続編〜

「どうした??」


あっ…心配させちゃった


「ううん!!何でもない!!」


慌てて笑顔を作って見せる


だけどね、これは昴君と付き合うようになってから

心でいつも感じてる事だった


ワタシでいいの??って



相変わらず学校でも男女問わず友達が多い彼


ワタシと公認のカップルになっても


女の子からの誘いは絶えなくて


昴君はキッパリ断ってくれてるけど小さな不安がいつも胸の中でくすぶっていた


「ねぇ、本当に何処に向かってるの??」



こんなくだらない事で悩んでるなんて知られたくないから


電車の窓を見る振りをして話題を変えた



「あと、5分位で着くよ♪」



あ…れ…


この風景どこかで



改めて外を見るとテレビで見たことのある眺めが見える



ここってもしかして



−ドキン、ドキン…


目的地に近付くにつれて胸の鼓動が早くなる



−『○○駅に到着します』−



やっぱりそうだ…



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