甘い彼氏とX'mas〜Sweet続編〜

乱暴に携帯の電源を落として


もぉ一度携帯をベットの上に投げ捨てた



「ごめん、萌音。」


申し訳ない顔でワタシの顔を見る彼に



「いいよ、本当の事だし…」


って自潮気味に笑って答えた


「そんな事ない!!」


「でも確かに正反対だし。昴君の周りにいる明るい子達に比べたら面白くないよ…」



今日のアサミさんや他の人達もきっとみんな昴君を好き


だって昴君がワタシを見つけて笑顔で話し掛けてきてくれる度に


『また??』って顔して視線が冷たいから


その位いくらワタシが鈍感でも分かってしまう


「ワタシじゃ昴君に釣り合わないよね。」


こんな言葉を言いたいわけじゃないの


だけど一度口にしたら止まらなくなってた


ずっと心の中に秘めていた
ワタシのネガティブで暗い心……


「何で?萌音はもっと自信持っていい…」



「やめて!!昴君じゃないもん自信なんか持てないよ!!
未だに何でワタシなのかも分からないもん!!
こんな小さくて取りえのないワタシなんか何で好きなのか分かんない!!」


自分でも何を言ってるのか分からない


だけどその場に居るのが情けなくて

恥ずかしくて


「萌音!!!」


走ってバスルームに逃げ込んだ



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