一生一緒

「ヘルプ指名ありがと。
あと本当にゴメンね。」
今度は歩が泣きそうだ。
あたしは歩にハンカチを渡した。
「歩は悪くないから!
あたしが勝手に泣いたの。
だから気にしないで。
ハンカチありがと。」
あたしはいつもみたく笑った。
うん、さっきより笑えてる。
「ありがとう。」
歩は笑った。
やっぱり昔の楓に似ている。
だからかな。
歩を気にいった。



楓が来るまで歩とずっと2人で話した。
歩とあたしは前住んでたとこが一緒で話が盛り上がった。
気がつけば10時だ。
店はいったのが7時だからもう歩と3時間も話している。

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