一生一緒
あたしは歩に何て声かけていいか分からずただ涙が溢れた。
何で涙が溢れたか分かんない。
どうゆう涙なのかな。
「歩止せって。
あと鈴も泣くな。」
楓は歩の腕を引っ張り体を起こさせた。
楓は何かを考えているのか俯いていた。
あたしは溢れてくる涙を拭いながら楓を見つめていた。
5分ぐらいたち、楓は顔を上げた。
「歩が初めてなんだよ。」
「え?」
「爆弾したのも俺以外のホストと関係持ったのも。」
楓が切なそうに笑った。
胸がズキッと傷んだ。