一生一緒
「あれ俺の客じゃないよ。
だから大丈夫。」
楓はあたしの手を握り笑った。
でも楓手汗ヤバいよ。
楓は相当焦ってる。
「何かゴメン・・・。」
あたしは泣きそうになり俯いた。
「何で鈴が謝んだよ。
鈴は悪くないから。」
楓はそう言いあたしを抱きしめた。
それでもあたしの心は晴れなかった。
順番が来るまで楓はずっとあたしを抱きしめてた。
そして順番が来た。
「やっぱ彼女じゃん。」
さっきの女の子たちの声が聴こえた。
あたしは咄嗟に楓から離れジェットコースターに座った。
楓が悲しそうにあたしを見ていた。