いちごみるく
―キーンコーンカーンコーン…
4時間目終了のチャイムが鳴り、待ちに待った昼食時間。
あたしは仲良くなった友達と一緒に食堂に向かった。
―森永初実―
今年の4月高校に入学したばかりの高校1年生。
高校に入ってまだ1ヶ月程度だけど、奈美と言う友達も出来た。
高校はまだ馴れてないけど結構生活は充実して楽しい毎日だと思う。
「やっぱりAセット?」
「Bじゃない?定食の方がー…」
奈美と食堂で討論していると、急にドンッと音の衝撃で何かに当たった。
驚いて腰を抜かしてしまったあたしはその場で倒れる。
「痛~っ…」
「初実大丈夫?!」
慌てて奈美がしゃがんで声をかけてくれた。