いちごみるく
多分あたしと祐一くんをひっつけさそうと言うコンタンだろう。
そんな事しても好きにならないし、何もないのにぃ…
昼食の時、食堂で一緒になった4人はそれぞれ注文して席で座っていた。
最近はあたしの隣に祐一くんがいて、向かいには圭太くんと奈美が座るようになった。
祐一くんは何も思ってなさそうだし…
奈美が机の下であたしの足を軽くツンツンしてきて、首をかしげたあたし。
"つ・た・え・ろ"
口パクで奈美はあたしに伝えてくると、朝の事を思い出す。
仕方ないかぁ。
「祐一くん」
「ん?」
「今週の休日、4人で遊びに行かない?」
恐る恐る聞いてみると、少し考えた祐一くんは笑顔で
「いいよ」
と答えた。