いちごみるく
もしこんな人が彼氏なら、何でも頼れるんだろうなぁ。
それで何でも聞き入れてくれそう。
自然と思ってしまうあたしの思考は多分おかしくなっている。
ふと窓を見ればもうすぐ地上に着く事が分かった。
「あーっ…もう観覧車は乗りたくない」
奈美の為に頑張ったんだから、成就してもらわないと困るよ…っ
観覧車降り場の横で奈美達を待っていると、祐一くんは話を切り出した。
「本当森永って妹みたい」
「ちゃんと同級生ですもん…って妹何歳なの?」
「5歳」
5歳って…あたしどれだけ幼い子供なのっ?!
しばらく言い合っていると観覧車降り場から出てきた奈美達。
…仲良く手が繋がれていた。
「もしかして…」