恐怖の舘
次の瞬間



ふわっと
体が浮いたような感覚


そして
─チリリリリッ
再び電話の音、


目を開けると


朝香は
和室に居た





部屋の
すみっこに
黒いダイヤル式の
電話があった



その電話が
なっていたのだ



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